映像・音声のデジタル修復
時間の経過とともに失われた鮮やかさと透明感を、専門技術で取り戻します。劣化してしまった大切な記録を、現代の視聴環境に耐えうる高品質なデジタルデータへと修復します。
デジタル化を行うだけでは解決できないのが、テープの劣化による「ノイズ」や「色の褪せ」です。映像のちらつき、画面に走る横線、音声のヒスノイズやこもりなどは、単なる変換作業では消えません。Kilobyteivoreでは、デジタル修復(レストア)工程を加えることで、元の記録が持っていた本来の輝きと音色を最大限に引き出します。
私たちは、単にデータを移行するのではなく、記録された瞬間の感情や空気感を再現することを目指しています。専門のエンジニアが一本一本の素材を分析し、過剰な加工を避けつつ、視聴に支障をきたす劣化要素を丁寧に除去します。家族の歴史や、二度と録音できない貴重な演奏記録など、かけがえのない資産を次世代へ引き継ぐための最適なソリューションを提供いたします。
デジタル修復が必要な方へ
このような悩みをお持ちの方は、ぜひ当サービスのデジタル修復をご検討ください。通常のデジタル化だけでは満足できないケースに最適です。
- ビデオテープの色が全体的に赤っぽくなったり、白っぽく褪せてしまっている。
- 映像に激しいノイズや横線が入っており、人物の顔が判別しにくい。
- 音声に「サー」というノイズ(ヒスノイズ)が混じり、話し声が聞き取りにくい。
- 古いオープンリールやカセットテープの音がこもっており、明瞭さに欠ける。
- 結婚式や成人式など、一生に一度の行事の記録を鮮明な状態で保存したい。
- プロのミュージシャンや研究者が、過去のアーカイブ音源を出版・公開レベルまで改善したい。
修復作業の具体的な流れ
修復作業は、素材の状態を正確に把握することから始まります。一律のフィルター処理ではなく、素材に合わせた個別アプローチを行います。
01. 素材分析とサンプリング
まず、デジタル化されたデータから数分間のサンプルを抽出し、劣化の傾向を分析します。ノイズの周波数帯域や、色の欠落しているチャンネルを特定し、最適な修復プランを策定します。
02. 映像のノイズ除去と色補正
映像のちらつき(フリッカー)を抑え、色温度を調整して自然な発色を取り戻します。また、画面に現れる不要なドットノイズや横線をデジタルフィルタリングによって低減させます。
03. 音声のクリーニングと均衡調整
音声特有の定常ノイズを除去し、人の声や楽器の音域を強調します。音量のばらつきを整え、聞き取りやすいレベルに調整することで、没入感のある音声体験を再現します。
04. 最終品質検品と書き出し
修復後のデータをエンジニアが全編チェックし、不自然な加工がなされていないかを確認します。承認後、指定の形式(MP4/WAV等)で高品質に書き出し、納品いたします。
お客様にご準備いただくもの
スムーズな作業開始のために、以下の準備をお願いしております。特に修復範囲の指定がある場合は、詳細にお知らせください。
- 修復を希望されるオリジナルメディア(ビデオテープ、オーディオテープ等)。
- 特に重点的に修復してほしい箇所(例:〇分〇秒あたりの音声を聞き取りやすくしてほしい)。
- 元々の撮影環境に関する情報(例:屋外での撮影だったため、本来はもっと青い空だったはずである等)。
- 納品形式のご希望(高画質保存優先か、スマートフォンでの閲覧優先か)。
納品内容と成果物
修復完了後、以下の内容で納品いたします。元の素材を損なうことなく、新しい価値を付加したデータを提供します。
- 修復済みデジタルデータ(MP4 H.264 Full HD または WAV形式)。
- (ご希望の場合)修復前後の比較サンプル動画(一部抜粋)。
- オリジナルメディアの返却(配送または店頭受取)。
- クラウドストレージ経由での一時的なダウンロードリンク(期間指定)。
納期と作業期間について
デジタル修復は、単純なコピー作業とは異なり、エンジニアによる手作業の調整時間が多く必要となります。そのため、通常のデジタル化よりもお時間をいただいております。
標準的な納期は、素材の受領から14日間となります。ただし、素材の劣化状況が極めて激しい場合や、分量が多い場合は、別途お見積もりと納期のご相談をさせていただきます。お急ぎの場合は、特急料金(通常料金の50%増)にて優先的に対応可能です。詳細なスケジュールについては、お問い合わせフォームよりご相談ください。
サービスに含まれない事項
以下の内容は、本サービスの範囲外となりますのであらかじめご了承ください。
- 物理的に破損したテープの接合(テープが切れている場合は別途修理が必要です)。
- 完全に消失してしまった映像・音声データの完全な復元(元の信号がゼロの場合、再現は不可能です)。
- 市販の映画や音楽CDなどのコピーガード解除および複製。
- 高度なCG合成や、不要な人物の完全な消去などの編集作業。
料金の算出方法と消費税について
修復料金は、作業に要する「エンジニアの工数(時間)」に基づいて算出されます。映像と音声で劣化レベルが異なるため、個別に時間を設定し、合計時間を算出します。
表示価格はすべて日本国内の法律に基づき、消費税(10%)を別途または込みで表記しております。法人のお客様(B2B)の場合、お支払い期限は請求書発行から30日以内とさせていただきます。
| サービス内容 | 単位 | 税抜価格 | 税込価格 (消費税10%) |
|---|---|---|---|
| ノイズ除去・色補正(デジタル修復) | 1時間 | 10,000円 | 11,000円 |
※修復の程度により、1本のテープに対して必要な時間が異なります。事前にお見積もりをいたしますので、まずはサービス一覧をご確認の上、ご連絡ください。また、本サービスの適用には利用規約への同意が必要となります。
デジタル修復に関するよくある質問
どの程度の劣化まで修復可能ですか?
軽度の色褪せや定常的なノイズはほぼ完全に除去可能です。ただし、テープが物理的に激しく損傷している場合や、磁気的に完全に消失している部分は再現できません。まずは無料でお見積もりと状態診断をさせていただきます。
修復すると画質や音質が不自然になりませんか?
過度なフィルタリングを行うと、いわゆる「塗りつぶしたような」不自然な質感になることがあります。私たちは、当時の記録としての質感を残しつつ、不快なノイズだけを取り除く「自然な修復」を重視しています。
修復にかかる時間はどうやって決まりますか?
素材の劣化具合と、求めるクオリティによって決まります。単純な色補正のみであれば短時間で完了しますが、フレーム単位でのノイズ除去を行う場合は時間を要します。作業前に概算の工数をお伝えいたします。
音声のみ、または映像のみの修復は可能ですか?
はい、可能です。映像はまともだが音声だけが聞き取りにくい、あるいは音声は綺麗だが映像の色が完全に飛んでいるといったケースに合わせて、必要な項目のみを修復いたします。